メールマガジンバックナンバー｜岡山湯郷温泉の温泉旅館

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□　湯郷温泉　季譜の里　通信　4月号　　□
 このメールは湯郷温泉　季譜の里　会員様向けに発行しております。
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こんにちは。お元気ですか？
わたしは、季節の変わり目にいつも風邪を引いてしまいます。
それは、毎晩晩酌をするため、
体が温かいと勘違いして、薄着で寝てしまうからです。

今年は、気を付けて厚着で寝る事にしました。
おかげで風邪は引いていないんですけど、
一日薄着で寝てしまった日があり、
その日からずっと微熱が続き、
風邪を引くわけでも治るわけでもなく体がだるいです。

人に聞いたら、
温かくなって、眠くなってるんじゃないか、
と軽くあしらわれました。

本当にそうでしょうか？
最近わたしの話を、
きちんと聞いてくれない人が増えている気がします。

湯郷温泉　季譜の里
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　常務取締役　佐々木慎太郎



【目次】
　
NO1　～エッセイ～　『お花見』　西山繭子
NO2　会員特権　宿泊割引券情報
NO3　～連続小説～　『チャーリーの世界一周』　第二話
NO4　4月のお勧めプラン「ママも安心！ベビママプラン」
NO5　季節の観光案内「那岐山麓　山の駅　山野草公園」
NO6　白海先生の『よーきんちゃった』
NO7　編集後記



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■NO1　～エッセイ～『お花見』　西山　繭子
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「気象庁から桜の開花予想が出されました」
炬燵に入りながらこの言葉を聞く。
まだ外は寒い空気に覆われているけれど、
春がやって来るのだなと暖かい気持ちになる。
桜は日本人にとって特別な花。
だからこそお花見という文化があるのだと思う。

ここまで人々が桜に魅了されるのは何故だろうと考えると、
一つは満開に咲き誇る時期の短さがあるのではないだろうか。
空を覆ってしまうほどの大きな桜、
圧倒的な存在感なのに暖かい風が吹くたびに、
その花びらは儚くはらはらと散っていく。
美人薄命という言葉を連想させる。

太陽の下で見る桜は元気いっぱいの可愛らしいピンク色をしているが、
月に照らされた夜桜は何とも妖艶な姿をしている。
花見でほろ酔いになった私は、
こんな風な女性になりたいなと大木を見上げる。
そして舞い落ちる花びらに手を伸ばす。

幼い頃、地面に落ちる前に花びらを掴むという遊びをやっていた。
これがなかなか難しい。
大人になった今でも人目をはばからず、やってしまう。
握りしめた手をそっと開き、
花びらが手に収まっているのを見ると幸せな気分になる。
そんな小さな喜びに胸を躍らす私を、
妖艶な夜桜は笑っているように音を立てながら花びらを散らせた。

西山繭子さんは現在ドラマや舞台で活躍中の女優さんです。
父伊集院静さんの才能を引継ぎ独創的な小説やエッセイなども発表されています。
http://www.flamme.co.jp/MayukoNishiyama/flm_profmn.html

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■NO2　宿泊割引券説明
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毎月号に会員様向けの特別サービスとして、
【宿泊応援券】と言う割引券を発行します。

そこで、会員様のみに【毎月宿泊応援券】 と言う名の割引券をご用意いたしました。
この券をお持ちいただければお正月でもお盆でも、宿泊料が高い日でも
最大10％割引が可能となります。毎号にて必ずメールいたしますので
宿泊応援券を貯めていただき、宿泊の際にお持ち下さいね。
 
会員の皆様には本当に感謝しております。今では、2万人を超える会員数に
成長し、毎日多くのお客様にご来館いただいております。
その感謝の気持ちを込めて、毎月【宿泊応援券】を会員様だけにメール
いたしますのでくどいようですが、是非貯めてご利用ください。
ご使用の際はプリントアウトしてお持ちくださいませ。
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平成21年4月号　　宿泊応援券

 　500円

 毎号貯めてお得に宿泊しよぉ～！　365日使用可能な割引券です

 　注意事項
 　　宿泊料10％が上限となります。
 　※お支払いは現金支払いのみとなります。
 　※ご利用は直接お電話又は当館HPのみのご予約に限り有効となります。
 　※他の割引券との併用は出来ません。
 　※宿泊応援券記載氏名とご予約の氏名が同一人物のみ有効です。
 　※プリントアウトしてチェックインの際にフロントにお渡し下さい。

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■NO3　～連続小説～　『チャーリーの世界一周』　第二話
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第二話
タイの空港に到着すると、
突然強烈なパクチーの臭いに鼻腔が攻撃された。
以前、日本でも食べたことがある、とても臭くて苦い香辛料だ。
見た目はスマートなパセリみたいだ。
昔、父親と韓国に行った時、
聞いた通り韓国はキムチの匂いがしたけど、
この国はパクチー。気が重い。
この匂いは今にも吐きそうだ。

僕は自分と似たようなバックパックを背負っている団体を見つけ、
黙って彼らの後ろを歩いた。
イミグレーションと書いてある看板の方へ向かっている。
入国審査だ。
沢山人が並んでいて、待たされて、
挙句の果てには旅の目的等を聞かれる。
それはいつも聞き取りづらい英語だ。
内心あたふたしながら、やましい事がなくても、
立派な人間を装わなければならない気がする。
憂鬱だ。何もかも。
悲しい位まっとうな人生を生きてきただろう人間に、
紆余曲折してきた僕の入国が判断される。

それはそうと、この国を出るとき、
僕はパクチーを好きになっているだろうか、
自分自身の明暗をパクチーで占いたい気持ちになっていた。


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■NO4　４月のお勧めプラン
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4月と言えば卒業式や入学式でなんだか浮き足立った雰囲気です。
そんな中、季譜の里のお勧めはベビママプラン。

赤ちゃんや小さなお子様とのご宿泊、
何かと不安があります。

実はわたしも二歳半になる娘と０歳の息子がいるため、
大好きな温泉旅行へ行くのに二の足を踏んでしまいます。

そんな経験をしている私だからこそお勧めできるプラン。

お客様には、お手軽に旅をして頂きたい。
お客様には、お気軽に来館して頂きたい。
お客様には、安心してお泊り頂きたい。
お客様には、ゆっくりお食事をして頂きたい。

と、考え、
・ご夕食、ご朝食はお部屋食または個室食事処をご用意します。
・お部屋にオムツ用ゴミ箱をご用意します。
・お部屋の壊れやすいものを外します。（ご希望に応じて）
・お子様の食事は幼児食orお子様ランチをご用意できます。
　ご希望に応じアレルギー対応致します。
　パパママの食事を取り分ける方には食器をご用意いたします。
・離乳食の持ち込みOKです。温めなどはお申し付け下さい。
・お部屋には電気ポットがございます。
・家族で入れる貸切露天風呂のサービス（45分/1回）
・パパもママもリラックス♪館内用の作務衣（さむえ）をご用意。
・お子様にはかわいい浴衣をご用意（95cm～）
・館内は畳敷きですのでハイハイベビーやよちよち歩きのお子様も安心♪
・滞在時間は最長20時間（チェックイン15時～チェックアウト11時）のサービスをお付けしました。

私たち季譜の里のスタッフはお子様へのサービスが大好きです。
お子様の笑顔には私たちは癒されます。

お客様の声
・娘に沢山声を掛けてくれて嬉しかった。
・すぐ娘の名前を覚えて頂いて、色々ご配慮頂いたことが嬉しかったです。
・子供に配慮して頂いて、とても心地よく過ごすことができました。娘も居心地の良さがわかるのか、始終ご機嫌で過ごしたように思います。カウンターの女性の応対もとても良かったです。夫と従業員の教育が行き届いていると話しました。またぜひ親子で泊まりに来させていただきたいと思います。ありがとうございました。
・赤ちゃんのためにクーファンを持ってきてくれました。折り紙も持ってきてくれました。赤ちゃんは温泉部屋に行くと泣くんですが、今日、泣かなかったのでびっくり。
・すべての点でよかったです。今度は孫たちを連れて又来たいと思います。ありがとうございました。

赤ちゃんやお子様とのご利用の際、ご検討頂けたら幸いです。



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■NO5　季節の観光案内
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春になって暖かくなると、野山は春のお花でいっぱいになります。
４月のお勧め観光スポットは、湯郷温泉からお車で３０分北に向った処にある
「那岐山麓・山の駅（なぎさんろく・やまのえき）と、
その敷地内にある「山野草公園」です。

那岐山麓・山の駅は、国道５３号線津山方面から鳥取へ向う道の途中、
岡山県勝田郡奈義町（かつたぐん・なぎちょう）にあります。
標高４００メートルと高地なので、山の駅からは岡山の山々が綺麗に見られます。
地元の野菜や手作りコンニャクの販売、レストランでは家庭的な
特産の黒豚料理もお楽しみいただけます。

山の駅の隣には、天空橋（てんくうばし）という橋がかかっており、
その向こう側が山野草公園です。
３，４ヘクタールの敷地に、サクラソウやエビネ、サギソウ等の山野草が約２０種類、
植えられています。
昨日視察にいった際には、まだ野の花はさいていませんでしたが、
４月中旬頃には、鮮やかになるでしょう。

天空橋を渡り、ゆっくりと緩やかな坂道を下ると、
小川が流れ、アスレチックのある広場にたどり着きます。
小さなお子様が川遊びをするには、最適の場所でしょう。
園内は、階段とスロープが両方あるので、
ベビーカーを押してお散歩するにもよい場所でした。
私がゆっくりとベビーカーを押して、山の駅から山野草公園まで下り、
ひと休みしてもどってくるまで約４０分程度かかりました。

山の駅の隣には、有料の宿泊と休憩ができるロッジもあります。
ごゆっくりとお過ごしいただけるのであれば、
ロッジで１泊、湯郷温泉で１泊という過ごし方も、よい思い出になるかもしれません。

＜↓那岐山麓　山の駅HPはこちら＞
http://www.town.nagi.okayama.jp/yamanoeki/index.html



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■NO6　白海先生の「よーきんちゃった！」
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わしが白海ぢゃ。ひと月ぶりに顔をのぞかせてみると、
沈丁花のよい香りがするのぉ。春よのぉ。

さーて、本日は岡山弁の指示語についてお話しようかのぉ。

指示語はいわゆる標準語でいう「これ・それ・あれ・どれ」などの
「こ・そ・あ・ど」言葉ぢゃ

岡山の南部では、特に平べったく発音しておる。
近頃の若い者は、あんまり使わんがのぅ。

例えばこんな風ぢゃ。。。

【標準語】　　【岡山弁】
　これ　　→　　けー
　それ　　→　　せー
　あれ　　→　　えー
　どれ　　→　　でー

【応用編】　※アクセントは「けー」の方
　ここへ　→　　こけー
　そこへ　→　　そけー
　あそこへ→　　あそけー
　どこへ　→　　どけー
　
標準語ぢゃ「これ」は「こ」と「れ」の２語も発音せんといかんが、
岡山弁ぢゃと「けー」の１語で済むのぢゃ。便利ぢゃぞ！

「こ・そ・あ・ど」言葉ぢゃなくて、
岡山では「け・せ・え・で」言葉になるのぢゃ。


ところで、わしも長いこと生きとるから、
東京にいって地下鉄に乗ったことくらいあるのぢゃ。
５回くらいは乗ったぞ！
少し懐かしい話になるがのぅ。。。

地下鉄で、わしが座っておる隣の席が空いたんで、
向こうにおる知り合いを座らせてやろうと呼んだのぢゃ。


「おーい！　こけーけー！こけーけー！」


「ここに来い！ここに来い！」と呼んだだけなのぢゃが、
なんと、みんなわしの方を見たぞ。

岡山弁を知らんかったら、ニワトリさんの鳴き声に聞こえるのかのぅ。

いやはや、ちょっと恥ずかしかった思い出話ぢゃ。

（つづく）


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■NO7　編集後記
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
私たちのような者でも少しでも、
少しでもお客さまの日常を楽しませる事ができたらという思いで書いています。
感想などありましたら、聞かせて頂けたら嬉しいです。
次回は５月初旬にお送りできると思います。
次回もメールですが、お客様にお会いできる事を楽しみにしています。
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※お預かりいたしました個人情報は、御宿泊・飲食などのサービス提供メールマガジン等による情報の提供の為にご利用させていただきます。
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