ただし、オールインクルーシブだからといって、宿にあるすべてのサービスを追加料金なしで利用できるとは限りません。対象となる内容や提供時間はホテル・旅館や宿泊プランによって異なるため、予約前に内容を知っておくことが大切です。
今回の記事では、オールインクルーシブの意味や一般的な宿泊プランとの違い、含まれる主なもの、メリット、利用時の注意点をわかりやすく解説します。オールインクルーシブの宿でゆっくり過ごしたい方や、自分に合った宿泊プランを選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
オールインクルーシブとは

オールインクルーシブとは、食事や飲み物、館内で利用できるサービスなどを、施設が定めた範囲であらかじめ宿泊料金に含める滞在スタイルです。内容はホテルや旅館、宿泊プランによって異なるため、「オールインクルーシブ」という名称だけで判断しないことが大切です。まずは、一般的な宿泊プランや飲み放題プランとの違いから見ていきましょう。
一般的な宿泊プランとの違い
一般的な宿泊プランでは、宿泊料金に夕食や朝食が含まれていても、食事中の飲み物やラウンジでのドリンク、館内サービスなどは別料金になることがあります。利用した分だけ追加で支払うため、滞在中の過ごし方によって最終的な支払額が変わる場合もあります。
一方、オールインクルーシブでは、施設が対象としている食事や飲み物、館内サービスなどが宿泊料金に含まれています。対象内のサービスであれば、その都度会計をする必要がなく、料金を気にしすぎずに過ごしやすい点が特徴です。
ただし、食事まで含む施設もあれば、飲み物を中心に提供する施設もあります。予約時は名称だけを見るのではなく、「何が料金に含まれているか」をプラン詳細で確かめると、滞在中のイメージを持ちやすくなります。
飲み放題プランとの違い
飲み放題プランは、決められた時間や場所で対象のアルコール・ソフトドリンクを楽しめる仕組みが一般的です。夕食時のみ、ラウンジ利用中のみなど、利用できる場面が限られていることもあります。
オールインクルーシブも飲み物が宿泊料金に含まれる点では似ていますが、施設によっては食事や軽食、館内での体験など、ドリンク以外のサービスも対象になります。飲み放題が「飲み物」を中心としたサービスなのに対し、オールインクルーシブは滞在中の複数のサービスをまとめて料金に含める考え方です。
ただし、飲み物を中心としたオールインクルーシブを採用する宿もあります。違いを見分ける際は、対象サービスの内容や提供時間を見ることがポイントです。
オールインクルーシブに含まれる主なもの

オールインクルーシブの内容は施設によって異なりますが、食事や飲み物、館内施設、体験などが料金に含まれることがあります。どのサービスが対象になるかを知っておくと、宿での過ごし方をイメージしやすくなります。代表的な内容を4つに分けて見ていきましょう。
- 食事や軽食
- アルコールやソフトドリンク
- 温泉やスパなどの館内施設
- 体験やアクティビティ
食事や軽食
オールインクルーシブでは、夕食や朝食に加えて、軽食やお菓子、ラウンジでのスイーツなどを料金内で楽しめる宿があります。食事の形式はビュッフェ、コース料理、会席料理などさまざまで、施設の特徴や土地の食材を生かした料理が用意されることもあります。
食事の時間以外にも軽食が用意されている宿なら、チェックイン後にひと息ついたり、食後に少し甘いものを楽しんだりと、館内での過ごし方が広がります。外へ食事に出る必要が少ないため、宿でゆっくり過ごす旅行にも取り入れやすいでしょう。
アルコールやソフトドリンク
ドリンクは、オールインクルーシブでよく見られるサービスの1つです。ビールやワイン、日本酒、カクテルなどのアルコールに加えて、コーヒーやジュース、炭酸飲料、ノンアルコール飲料などを用意している宿もあります。
提供場所は食事処だけとは限りません。ラウンジやバー、客室冷蔵庫などで対象の飲み物を楽しめる施設もあり、到着後の休憩や食後の時間など、そのときの気分に合わせて利用できます。お酒を飲まない方は、ソフトドリンクやノンアルコールメニューの内容も宿選びの参考になります。
温泉やスパなどの館内施設
オールインクルーシブの内容に、館内施設の利用が組み込まれている宿もあります。サウナやプール、貸切風呂など、通常は別料金となることのある設備まで対象に含まれていれば、追加料金をその都度気にせず館内で過ごせます。
温泉宿では、大浴場の利用が通常の宿泊料金に含まれていることも多いため、「温泉がある=オールインクルーシブの特徴」とは限りません。大切なのは、その宿でどの館内施設が対象サービスとして設定されているかを見ることです。滞在中に利用したい設備がある方は、プラン内容とあわせて比べると選びやすくなります。
体験やアクティビティ
館内や敷地内で楽しめる体験を、オールインクルーシブの対象にしている宿もあります。ヨガや自然散策、工作体験、ボードゲームなど、内容は立地や施設のコンセプトによってさまざまです。
体験料金が宿泊料金に含まれていれば、「少し興味があるから参加してみたい」と思ったときにも選択しやすくなります。家族旅行では子ども向けの体験、夫婦や一人旅では静かに楽しめるプログラムなど、旅の目的に合った内容があると、宿の中で過ごす時間にも変化をつけられるでしょう。
オールインクルーシブのメリット
オールインクルーシブの魅力は、対象サービスを料金内で利用できることだけではありません。滞在中の会計を減らしやすいことや、旅行前に予算を見通しやすいことなど、過ごし方や計画面にもメリットがあります。代表的な3つのポイントを見ていきましょう。
- 追加料金を気にせず過ごしやすい
- 旅行予算を立てやすい
- 館内で楽しめる選択肢が多い
追加料金を気にせず過ごしやすい点
対象サービスを利用するたびに会計をしなくてよいことは、オールインクルーシブのメリットです。ラウンジで飲み物を注文するたびに金額を気にしたり、館内サービスを利用するか迷ったりする場面が少なくなるため、宿で過ごす時間に意識を向けやすくなります。
夫婦や家族など複数人で旅行する場合も、それぞれが対象サービスを選びやすくなるでしょう。特に、食事中のドリンクやラウンジ利用など、滞在中に何度か利用したいサービスが料金に含まれていると、会計の回数を減らしながらゆったり過ごせます。
夫婦での温泉旅行では、料金だけでなく、客室や温泉、食事をどのように楽しめるかも宿選びのポイントになります。2人でゆっくり過ごす温泉旅行については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
旅行予算の立てやすさ
食事や飲み物など、利用する予定のサービスが宿泊料金に含まれていると、出発前に旅行全体の費用を見積もりやすくなります。現地での飲食代や館内利用料が積み重なり、想定より支出が増えることを避けやすい点もメリットです。
たとえば、夕食時の対象ドリンクやラウンジ利用が料金内と分かっていれば、宿泊費以外では交通費やお土産代、対象外サービスの費用などを中心に考えられます。滞在中の支出項目が見えやすくなることで、旅行前の計画にも余裕を持たせやすくなります。
館内で楽しめる選択肢の多さ
食事や飲み物、館内施設、体験など複数のサービスが料金に含まれている宿では、その日の気分に合わせて過ごし方を選びやすくなります。あらかじめ細かな予定を入れず、ラウンジで休む、館内施設を利用する、体験に参加するといった過ごし方を組み合わせられます。
外出を中心にしなくても宿の中で時間を過ごしやすいため、おこもりステイを楽しみたい方にも相性のよい宿泊スタイルです。天候が悪い日でも館内の選択肢が多ければ、旅行の予定を大きく変えずに過ごしやすくなるでしょう。
宿の中で温泉や食事、客室での時間をゆっくり楽しむ旅は、「おこもりステイ」とも相性があります。観光を詰め込まず、宿で過ごす時間そのものを楽しみたい方は、以下の記事も参考にしてください。
オールインクルーシブ利用時の注意点

便利なオールインクルーシブですが、「宿にあるものはすべて宿泊料金に含まれる」とは限りません。対象範囲や提供時間、利用条件は施設やプランによって異なり、過ごし方によっては通常の宿泊プランの方が合う場合もあります。予約前に見ておきたい3つのポイントを解説します。
- 対象サービスと別料金の範囲
- 提供時間や利用条件
- 利用内容と宿泊料金のバランス
対象サービスと別料金の範囲
最も大切なのは、料金に含まれるものと別料金になるものを分けて考えることです。オールインクルーシブという名称でも、高級酒やボトルメニュー、特別料理、エステ、貸切施設などは追加料金になる場合があります。
また、同じ宿でも、すべての宿泊プランにオールインクルーシブが適用されるとは限りません。通常プランと対象プランを分けて販売しているケースもあるため、予約するプランの詳細まで目を通しましょう。
特に利用したいサービスが決まっている場合は、そのサービスが対象かどうかを先に確かめておくと、宿に着いてからの行き違いを防ぎやすくなります。
提供時間や利用条件
料金に含まれているサービスでも、24時間いつでも利用できるとは限りません。ラウンジのドリンクは決められた時間まで、アルコールは夕食時のみ、体験は指定された時間に開催するなど、サービスごとに利用時間が設定されている場合があります。
また、人数制限や事前予約が必要な体験、年齢によって利用条件が異なる施設もあります。利用したいサービスがある方は、対象かどうかだけでなく、提供時間や予約方法にも目を通しておくと安心です。
滞在中にすべてを利用しようとすると、かえって予定に追われることもあります。利用条件を知ったうえで、興味のあるものを無理なく選ぶことが、ゆったり過ごすポイントです。
利用内容と宿泊料金のバランス
オールインクルーシブが自分に合っているかどうかは、料金だけでは判断できません。食事や飲み物、館内サービスをよく利用する方には魅力的ですが、食事は外で楽しみたい、館内ではほとんど過ごさないという場合は、料金に含まれているサービスを十分に利用しないこともあります。
大切なのは、たくさん利用して「元を取る」ことではなく、自分が望む旅の過ごし方とプラン内容が合っているかを見ることです。通常プランで別途利用する予定の飲食やサービスも含めて比べると、自分に合った宿泊プランを選びやすくなります。
季譜の里のオールインクルーシブ
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季譜の里では、ご滞在のひとときをより心地よくお過ごしいただけるよう、お飲み物を中心としたオールインクルーシブを取り入れています。お食事処だけでなく、客室冷蔵庫や喫茶コーナーでも、それぞれ異なるお飲み物をご用意しています。現在ご案内している内容と、別料金となるメニューをご紹介します。
滞在中に楽しめるドリンクサービス
季譜の里では、お食事処でビール、日本酒、焼酎、グラスワイン、ソフトドリンクなど、当館がご用意する対象のお飲み物を追加料金なくお楽しみいただけます。オールインクルーシブの提供時間は、チェックイン後から22:00まで、朝8:00からチェックアウトまでです。
また、場所によってご用意している内容が異なります。客室冷蔵庫にはビールやソフトドリンクなど、喫茶コーナーにはオリジナルブレンドコーヒーやジュースなどをご用意しています。
| 場所 | 主な内容 |
|---|---|
| お食事処 | ビール、日本酒、焼酎、グラスワイン、ソフトドリンクなど |
| 客室冷蔵庫 | ビール、ソフトドリンクなど |
| 喫茶コーナー | オリジナルブレンドコーヒー、ジュースなど |
なお、お食事処で提供しているお飲み物は、喫茶コーナーではご用意しておりません。また、喫茶コーナーやお食事処で提供している一部のお飲み物については、客室へのご提供も行っておりません。内容は日によって一部変更となる場合がございますので、ご宿泊時の案内もあわせてご覧ください。
別料金となるメニュー
季譜の里のオールインクルーシブは、お飲み物を中心に、滞在中に気兼ねなく楽しんでいただくためのスタイルです。ただし、すべてのお飲み物が宿泊料金に含まれているわけではありません。
シャンパンやワインなどのボトルメニューは対象外となり、別途料金でご注文いただけます。記念日や特別な日の食事に合わせてボトルを選びたい場合などは、通常の対象ドリンクとは別にお楽しみください。
対象となるお飲み物や提供内容は変更になる場合があります。最新の内容をご覧いただいたうえで、食事や客室、喫茶でのお飲み物をお楽しみいただければと思います。
まとめ | オールインクルーシブの内容を知って宿での時間を楽しもう
オールインクルーシブとは、食事や飲み物、館内サービスなど、施設が定めた内容をあらかじめ宿泊料金に含める滞在スタイルです。対象サービスを利用するたびに料金を気にしにくく、旅行前の予算も立てやすい一方、すべてのサービスが料金内とは限りません。宿を選ぶ際は、何が含まれているかだけでなく、提供時間や利用条件、別料金となる内容まで目を向けることが大切です。
季譜の里では、お食事処や客室、喫茶コーナーで対象のお飲み物を楽しんでいただけるオールインクルーシブをご用意しています。湯郷温泉で温泉や会席料理とともに、追加料金を気にしすぎずゆっくりと過ごしたい方は、ぜひ季譜の里でのご滞在をご検討ください。
季譜の里での滞在では、オールインクルーシブのお飲み物とともに、湯郷温泉の湯浴みもお楽しみいただけます。温泉で期待できる働きや泉質ごとの特徴について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

